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2019-11-07 (Thu)  06:54

10年後の日本はこんな感じ?『AI崩壊』巨大セットに潜入、「人工知能を扱った映画の金字塔に」と入江悠

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10年後の日本はこんな感じ?『AI崩壊』巨大セットに潜入、「人工知能を扱った映画の金字塔に」と入江悠監督

11/6(水) 21:00配信

Movie Walker

大沢たかおが5年ぶりに映画主演を務め、賀来賢人、岩田剛典、広瀬アリス、松嶋菜々子、三浦友和ら豪華キャストが共演することで話題の『AI崩壊』(2020年1月31日公開)。今年1月、クランクアップまで1か月を残した折返し地点の撮影現場をMovie Walker編集部が訪れた。2018年12月22日から2月26日まで行われた撮影は、主演の大沢が「2030年の世界を探して、全国を回ってきた」と言うとおり、東北、名古屋、千葉、大阪、岡山など各地で敢行。名古屋の道路を封鎖して、何十台もの車を入れ、破壊するなどの大規模ロケも行ってきた。集中を切らさず、過酷な撮影に臨むキャストやスタッフの表情からは、作品への熱量と確かな手応えが伺えた。

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本作は『22年目の告白-私が殺人犯です-』(17)の入江悠監督がメガホンをとり、入江監督自らが書き上げたオリジナル脚本で展開。この物語の核となるのが、全国民の個人データと健康を管理する医療AI”のぞみ”だ。舞台となる2030年は医療AIが進化しており、電気・ガス・水道に続く第4のインフラとして生活に根付いているという設定。

この日の撮影は、そんなAIインフラの要である巨大サーバールームで行われた。“のぞみ”の開発者である桐生(大沢)と娘の心が久方振りに帰国し、新設されたサーバールームを訪れる冒頭シーン。その広さはもちろん、入り口のセキュリティ設備や水冷システムに驚きながら歩いて回るのだが、観客もまた、ものすごいスペックの設備に目を見張ることとなる。

記者が実際に足を踏み入れると、とにかく広い!『22年目の告白』でも入江監督とタッグを組んだ北島プロデューサーが、劇中さながらに案内してくれた。「このサーバールームは、テロリスト対策で地下13階にあるという設定です。ちなみに現代のスタンダードは空冷ですが、映画の設定ではエネルギー効率のよい循環式の水冷方式を採用していて、大きいサーバーが大きな水槽に沈められている構造になっているんです」。自ら人工知能学会に入会して、専門家に取材を続けたという入江監督も、「作品の一番の魅力は”緻密さ”」と自負する。

中央奥に鎮座するのが、医療AI”のぞみ”のコアサーバーだ。美しい螺旋を描き、時々ぽうっ……と白く光る姿には、吸い込まれるような魅力がある。花のような、なんだか温かみのある造形だが、それもそのはず。このAIは桐生と、共同開発者でもあった亡き妻の望(松嶋)の思い出の海をイメージし、貝殻をモチーフにして作ったもの。

「この医療AIを使えば、病気だった望は助かったけれど、国に認められず使えなかった。というよりも、彼らは使わないという選択をした。のちのAIの研究に支障をきたすだろうという研究者同士の考えで、死を受け入れた背景があるんです。『人間のルールを犯していいのか?』という問いに向き合うことは、この映画で描かれるテーマでもあります」。そう北島プロデューサーが話すとおり、亡き妻の名前をとったAI”のぞみ”が、本作の中心にあることがよくわかる。

そんななか、突如AIが暴走を始めたことから、検索履歴や趣味趣向、行動データや遺伝子情報、納税額などの情報をもとに「生きる価値がある人間」と「生きる価値がない人間」を選別。国民の殺戮を開始してしまう。見る間に街中が大混乱、開発者の桐生が容疑者にされたことから、息をのむような逃亡劇が展開されていく。

近未来を舞台にしたパニック映画を愛する入江監督にとって、念願の作品となったという。「日本映画で近未来のSFをやるのは難しいことだと思うんですが、さらにそこにノンストップのクライムサスペンス要素も入ってくるので、脚本はスピード感にこだわりました」と言うとおり、現代社会に警鐘を鳴らす危機感とリアリティ、ぐいぐい引き込むパニック劇は監督ならではの演出が光る。『藁の楯』や『キングダム』でも見せた”アクション俳優”としての大沢の魅力も遺憾なく発揮されている。

撮影の合間に大沢に話を聞くと、「監督が日々台本を変えて、よりおもしろいものになるようにとみんなで話し合いながらやっています。自分がいままで参加した作品のなかで『こんな作品あるのかな?』と思うくらい」と充実の表情。巨大貨物船を貸し切った逃走シーンもあり、「船の中、ずっと手持ちカメラで撮影して。最近ではあまりないくらい過酷ではあるんだけど、みんなの気合が入っている作品です」とコメント。横でうなずく賀来賢人も「いいものにしたいと思います、楽しんでいってください!」と記者陣に笑顔を見せる。

「人工知能を扱った映画の金字塔になればいいな」という入江監督。東京五輪を控え、さらにAIに注目が集まる“2020年という現代だからこそ見るべき作品”とキャスト&スタッフが熱量を込めて作り上げた本作。「すぐそこにある未来」を目撃してほしい。

●入江悠監督

「念願のオリジナルでのSFパニックものなので、撮影が始まった時からすごく気持ちが高ぶっています。そもそも日本映画で近未来のSFをやるのは難しいことだと思うんですが、さらにそこにノンストップのクライムサスペンスの要素も入ってくるので、脚本はスピード感にこだわりました。作品の一番の魅力としては緻密さ。物語の緻密さ、俳優さんの芝居の緻密さ、小道具の緻密さなどがこの映画で大事になってくると思っていて。お客様が完成作を見た時に、『あの時こういうことがあったからこうなったのか』とか『現代と少し先の未来はこういうところが変わっているのか』と気付いてくれるようなものにしたいと思っています」

●大沢たかお(桐生浩介役)

「とりあえず今日は大事なサーバールームのシーンなんですが、12月の22日に全体クランクインして、本当に東北、名古屋、千葉と全国を回って2030年の世界を探して、日々撮影をやっていて、基本的にスタジオがあまりなく、この間も名古屋の街を全部封鎖して、車を何十台もいれて撮影しています。実際に車が上から飛んでくるシーンは、実際におもりを上から落として車を破壊したり。CGもいっぱい使うんですけど、そうじゃないところもたくさんあるので、かなり迫力のある、自分が今まで参加した作品の中で「こんな作品のあるのかな?」ってくらいスピード感のあるハラハラドキドキな展開をしていて、現場でもスピード感の中でやっているので、面白い作品になるんじゃないかと思います。

監督が日々台本を変えて、より面白いものになるようにしながらみんなで話し合いながらやっているので、もちろん台本よりも何倍も面白くなると思います。

とにかく逃げるシーンなんて、本当に大きな貨物船を貸切って、船の中を実際に手持ちでやって、最近ではないくらいの過酷さではあるんだけど、それだけ皆が気合い入っているシーンです。

邦画にできるアクションを、邦画にできる近未来という意味で、一個一個丁寧に制作しているので、すごく楽しみにしていて欲しいなあと思います」

●賀来賢人(西村悟役)

――撮影を終えた心境は?

「終わる気がしなかったので、終わってホッとしています(笑)。台本を見ていてもスケールや動きも多く大変な撮影だと予想していましたが、実際撮影してみるとより大変で、繊細な動きを意識したり、難しいことをいかにわかりやすく伝えるかを監督もこだわっていましたが、丁寧に撮っていた実感があるので、完成が楽しみです」

――脚本を読んだ印象は?

「日本の映画のスケールにはない脚本だと思いました。海外ではSFやAIをテーマにした映画は結構多いですが、日本はあまりない上に実写が難しい中で、完全オリジナルでアクションやサスペンスといったワクワクする映画を撮ると聞いただけで参加したいと思いました。今までにないような作品になっているという手応えはあります」

――大沢たかおさんとの共演について教えてください。

「結構クールな方をイメージしていましたが、とてもおしゃべりでフランクに接してくださり、どんな会話にも付き合ってくれました。義理の兄弟という関係性もあり、近い存在になりたいと思っていましたが、大沢さんがそういう空気を作ってくださいました。大沢さんがカメラの前に立つと存在感や「やるぞ!」というみんなのスイッチが入る瞬間を見られたので、それを見られただけでもこの作品に参加してよかったと思いました」

――岩田剛典さんの印象を教えてください。

「同世代なので、もっと一緒に芝居をしてみたかったです。楽屋では喋る機会があったのですが(共演が少ないのは)残念です。同い年なのにしっかりしていてビジョンを持った素晴らしい役者さんだと思いました。自分のダメさにへこみましたね(笑)」

――入江監督の印象は?

「僕が20代前半の時に務めさせていただいた初主演ドラマの監督だったので、時を経て成長した姿を見せたかったですし、より洗練された的確な演出をしてくださり、どんなシュチュエーションでも答えが返ってきて頼もしかったので、不安もなく安心してついていきたいと思いました」

――観る人へのメッセージをお願いします。

「(今までの)日本になかったような映画ですし、僕がこの映画の予告を観たらワクワクするような映画になっていると思います。画を観ただけでも月並みですが観たことのない映像になっていると思います。緊迫したシーンが奥行きのある映像になっているので、日本の映画界や視聴者に“おっ”と思わせる作品になっていると思います。テーマ的にも今の日本になかったようで現実に起こりうる危機感が時代に合っていて、どの世代が観ても楽しめる映画になっていると思います」

●岩田剛典(EXILE / 三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)

――撮影を終えた心境は?

「12月にクランクインしてから2ヶ月ちょっと、出演シーンは少なかったですが、2ヶ月間ずっと桜庭のことだけを考えて生活していたので、とてもやりがいのある役でした。大変でしたがとても楽しい現場でした」

――脚本を読んだ印象は?

「今の時代にオリジナルストーリーで近未来をテーマにすることはなかなかないと思うので、すごくチャレンジングな作品だと思いました。刑事役が初めてでしたし、桜庭はとても頭がよくスマートな役でしたので、現場に入って周りの役者の温度感を見て役作りをするか悩みましたが、監督と打ち合わせをして“IQが高くてキャリアで海外で飛び級していて、登場人物の中で、一番エリートで階級が高くて若くて…”という情報を自分の中に入れることで、自分なりに桜庭の人物像が見えてきました。クランクインしてみて、(桜庭は)表面的には人付き合いや人間関係構築が上手な『人たらし』みたいな人の良さを持ち合わせていました」

――大沢たかおさんとの共演について教えてください。

「とにかく優しい!現場でも気さくに声をかけてくれたし、スタッフさんとも気さくにコミュニケーションを常にとるのにカメラが回った瞬間にガッと切り替わる集中力やパワーは、吸引力があって勉強になりました。この現場全体の雰囲気を作っていたのが、大沢さんのおおらかさや引っ張ってくれる男らしさで、士気の高い現場でした」

――『AI崩壊』の魅力を教えてください。

「いままでありそうでなかった題材だと思いますし、まさにいま、旬になっているAIという技術をテーマにした大作ですし、その分野に興味が高い人は多いと思うので、SF要素やアクション、画の迫力、ストーリーの展開も含めて、一秒たりとも聞き逃せないし見逃せない映画だと思います。近い未来の日本を舞台にしているので、この作品を通じて10年後の未来について観た人みんなが共感できて考えさせられる映画だと思います。想像の世界の映画が世の中に届くことによって、未来の生き方について一人でも多くの人が感じることができたら、この映画を作った意義があると思います」

(Movie Walker・取材・文/編集部)



引用:10年後の日本はこんな感じ?『AI崩壊』巨大セットに潜入、「人工知能を扱った映画の金字塔に」と入江悠監督



最終更新日 : 2019-11-07