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2019-10-28 (Mon)  15:10

合成繊維大手が環境配慮型素材の開発強化 消費者の意識向上が後押し

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合成繊維大手が環境配慮型素材の開発強化 消費者の意識向上が後押し

10/28(月) 7:15配信

SankeiBiz

 合成繊維大手が、環境配慮型素材の開発を強化している。東レは、使用済みペットボトルを繊維の原料に活用する取り組みを加速。帝人は、海洋プラスチックごみになりやすいフリースの代替素材に力を入れている。消費者の間で環境への意識が急速に高まっていることが、各社の開発を後押ししている。

 ◆異物除去新技術で品質向上

 東レはこのほど、回収した使用済みペットボトルから高品質の繊維を量産する技術を確立。併せてリサイクル繊維の新ブランド「&+(アンドプラス)」を立ち上げた。2020年1月から展開し、リサイクル繊維を使った衣料品にブランドのタグを付ける方針だ。

 ペットボトルが原料のリサイクル繊維自体は以前から存在している。ただ、ペットボトルを回収する段階で異物が混入すると、細い繊維の生産が難しくなるほか、黄ばんで糸の白さが確保しにくくなる。そこで東レは、高い洗浄技術を持つ協栄産業(栃木県小山市)の協力を得ながら、特殊なフィルターで異物を除去する手法を確立。品質が向上し、ユニホームや作業着に限られていた用途は婦人服やスポーツウエアなどに広がった。

 同社によると、日本とタイ、マレーシアで量産体制を確立済みという。リサイクル関連事業の売り上げは現在、15億円程度にすぎないが、25年までに500億円を目指す計画だ。

 東レは、これ以外にもペットボトルリサイクルを手掛けている。9月16日には「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングと、20年春からリサイクル繊維でTシャツなどを生産すると発表。同年秋にはユニクロの店頭で使用済みダウンジャケットを回収し、取り出した羽毛を素材に活用した商品を売り出す取り組みも始める計画だ。ロンドンで行った記者会見でファストリの柳井正会長兼社長は「地球が継続できないとビジネスができない」と述べ、企業が環境問題に積極対応する必要性を強調した。

 ◆海洋プラでフリース生地

 一方、東レとはまったく違ったアプローチで環境配慮型素材の開発を進めているのが、帝人子会社の帝人フロンティア(大阪市北区)だ。同社はフリースの代わりとなる生地素材「デルタTL」を開発、アパレルメーカーなどに売り込みをかけている。19年度には、前年に30万メートルだった販売量を50万メートルに増やす計画だ。

 防寒着として広く普及しているフリースは、保温性を高める目的で、生地表面をけば立たせて熱がこもる空間を作る起毛加工を行っている。ただ、その際に表面をクシのようなもので引っかき出し、繊維を切断してしまうため、洗濯の際に繊維くずが流出しやすい。これに対し、デルタTLはタオルなどに使われているパイル生地と同じ構造をしており、起毛加工を行わない。「洗濯時の毛落ち・流出が発生しにくい一方、フリース素材が持つ保温性、柔らかい肌触りなどの特徴も備えている」(帝人)という。

 海洋プラごみは、大きさが5ミリメートル以下の微少なマイクロプラスチックが“正体”とされるが、特に衣料品の繊維くずが海に流れ出し、魚などに取り込まれている可能性が指摘されている。帝人ではこの問題が消費者に広く知られ、問題視されるようになったことで、デルタTLの需要がさらに拡大するとみている。

 一方で環境意識の高まりは、東レがペットボトルリサイクルを推進する原動力にもなっている。ファストリとロンドンで記者会見したのも、環境への配慮の有無が商品購入の決め手となりつつある欧州で、先進的な取り組みを消費者にアピールしたいと考えたためだ。会見に同席した東レの日覚昭広社長はあいさつで、「『素材には社会を変える力がある』と信じ、今後も長年にわたり取り組みを深化させていきたい」と意気込んだ。(井田通人)



引用:合成繊維大手が環境配慮型素材の開発強化 消費者の意識向上が後押し



最終更新日 : 2019-10-28