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2019-08-21 (Wed)  07:16

吉田修一×綾野剛が白熱対談! 一瞬を永遠にする『楽園』はどこにある?

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吉田修一×綾野剛が白熱対談! 一瞬を永遠にする『楽園』はどこにある?

8/20(火) 20:00配信

Movie Walker

メジャー作品からインディペンデントな冒険的企画まで、日本映画を牽引する瀬々敬久が監督、脚本を手がけた『楽園』(10月18日公開)。芥川賞を始め、数々の賞に輝くベストセラー作家として知られる吉田修一の小説「犯罪小説集」のうち、2つの短編「青田Y字路」と「万屋善次郎」をもとにした衝撃のサスペンス大作である。

【写真を見る】吉田作品への出演は3作目となる綾野剛。対談の模様を撮り下ろし!

ある地方都市で、小学生の少女が失踪した。未解決のまま事件が迷宮入りしてゆくなか、時は流れて12年後、再び同じ場所の“Y字の分かれ道”で少女が行方不明になり、この2つの事件を結びつける容疑者として、近所に住んでいた素性の知れない青年が住民たちの疑念から追い詰められていく。

事件によって運命を狂わせていく青年、中村豪士(たけし)役を演じているのは、新作ごとに違う“貌”を見せる実力派俳優、綾野剛。吉田作品への出演は、沖田修一監督の『横道世之介』(13)、李相日監督の『怒り』(16)に続いてこれで3作目となるが、互いに「綾野くん」「修一さん」と呼ぶあう2人の対談がここに実現! 原作者と主演俳優という枠組みを超えた、“クリエイター同士”の言葉のやり取りをお届けするとしよう。

――まずは原作についてお聞きします。読む者に「人はなぜ、罪を犯すのか?」を深く省みさせる5つの短篇から成り、どれも過去に世を騒がせた現実の事件をモチーフにしていますが、単なる実録モノではありませんね。

吉田「執筆のとっかかりは実際にあった事件ですが、モデルとして出来事をなぞって小説にするのではなく、『犯罪によって人生が狂ってしまった人たちのことをもっと詳しく知りたい』という気持ち、その一心で書きあげました。これは、ほかの僕の作品にも言えるスタンスですね」

綾野「この小説の肌合いに対し、定点カメラかなにかで覗いているような、どこか冷たい印象を持たれた方も多いかと思うんですけど、僕はむしろ、修一さんならではの愛情や温もりを感じました。それは『犯罪小説集』に限らず、修一さんが書かれた作品は常にそうで、なぜならばその奥には、抜き差しならない怒りみたいなものがあって、合わせて伝わってくるから。愛ゆえの怒りがきっと、文章の鋭利な冷たさに繋がっているのではないかと考えています」

吉田「ありがとうございます」

綾野「実は今回は未読のまま、撮影現場にお守りのつもりで原作本を持っていったんです。2つがものすごく近いところにいて驚きました」

映画の中で豪士は“内股”で歩く。そのキャラクター上の特徴は、すでに原作に記されてあった。が、彼は脚本だけでこれを読み取ったのだ!改めて綾野の想像力と、役者としての嗅覚の鋭さに舌を巻く。一方の吉田も、比類なき“作家の眼”を有している。例えば「青田Y字路」は、実際の事件現場のY字路にあった杉の木の視点で書き始め、あとで全て、人間の視点へと置き換えたのだとか。

――吉田作品を特徴づける要素の一つに“場所”への強いこだわりがあると思います。“場所”と有機的に結びついた物語を生みだすプロセスについて教えてください。

吉田「ほかの作家の方々は執筆する際、全体のストーリーラインが浮かび、次に登場人物が生まれ、最後に舞台となる場所を探すという順番が主流らしいのですが、僕はまったく逆でして。興味の湧く、気になる“場所”の存在が最も重要で、それが定まると、自然とそこに立っている人たちが見えてくるんです。そうしてあとは『どうして彼ら、彼女らがその場所にいるのか』を探り、書いていくと、おのずと物語も形作られていくんですよね」

綾野「僕も一緒と言ったらおこがましいですが、ロケーションに接する感覚は同じです」

吉田「前にお話した時に、『“共演者”みたいな存在』だとおっしゃっていましたよね」

綾野「ええ。俳優にとって最終共演者であり、共犯者でもあるのがロケーションだと思っています。実際に立ってみて初めて役へのアプローチが決まる、と言っても過言ではありません。台本に書かれていることというのは、物語の構成だとかセリフの連なりだったりするわけですが、それをリアルに立体的に肉付けしてくれるのが“ロケーションの力”なんです」

吉田「そういえば、映画に出てくるあのY字路、初めて見たのは綾野くんが送ってくれたLINEの写真でした。豪士になった綾野くんがY字路のちょうど真ん中に立っているのを、引きの構図で収めていたのをいまでも覚えています」

綾野「そこに立った豪士を、修一さんにぜひ見ていただきたくて。Y字路と共に抜けるような空が印象的な写真で、空はすべてを目撃している…それも含めてお伝えしたかったんです」

吉田「目にした瞬間、ゾクッとしましたよ。場所もそうだし、豪士の人物像も一目で『これだ!』と」

綾野「場所が持つ引力ってすごいですよね。あのY字路に初めて向かった時、その土地がはらむ空気感といいますか、心が浸食されるなにかを感じて、立ってみると、いろんなものが僕のなかに入ってきました。本当に“共犯者”ですよね。場所が生みだしてしまう事件ってあって、その土地特有のにおいとか、藪の中からのぞくような不安定さなどにも禍々しさが表れて、場所が持つ力は時に、怖いなとも思います」

――瀬々敬久監督は、「犯罪小説集」の文庫本の解説で「吉田修一氏の小説には登場人物たちの生きる空間がいつも丹念に描かれている。以前から、そこに強く惹きつけられてきた」と綴ってらっしゃいましたね。瀬々監督は濃密な人間描写が高い評価を得ている演出家ですが、監督の演出にどのような印象をお持ちですか。

吉田「僕の好きな監督の条件って、僭越な言い方になるかもしれませんが映画で“永遠性”を表現できる方なんですね。これまで瀬々さんはそれを、形を変えていろんな作品で撮ってこられた稀有な監督だと思っています。綾野くんは『64-ロクヨン-』に出演されていましたが、瀬々組はどうでした?」

綾野「半分、言葉のアクション映画みたいなところがあって、セリフの応酬があったり、肉体的に(佐藤)浩市さんが引っ張ってくださって、役者たちが率先して“最前線”にいる感じでした。それと比べると、今回はいつも瀬々さんが撮影の最前線に立とうとしていた気がします。台本を持った後ろ姿に異様な覚悟が漲っていて、僕は瀬々さんが地ならしをしてくれた空間に安心して身を任せ、たゆたうことができました」

吉田「撮影後、こうやってお会いして、いろいろと話を伺っていると、本当に豪士に会っているような錯覚をしてしまって(笑)。いま言われた“たゆたう”という形容もそうですが、あの時そんな心境や状態だったのかと、とても新鮮です」

綾野「瀬々さんが探し抜いて選び、そして、瀬々組のスタッフが作り上げたロケーションの環境自体がたゆたっていたんですよね。暑い真夏のゆらぎも加わって、世界がたゆたっていたというか。登場人物は皆、まるで幻のように現れて、また幻のように去ってゆく」

吉田「脚本に関して言えば半分くらいがオリジナルで、杉咲花さんが演じられた、12年前に失踪した少女の姿を最後に見た同級生の紡(つむぎ)のシークエンスが大きく膨らませてあって、そういったことも含めて瀬々さんの色が強く出ていて嬉しかったです。僕は前から監督の大ファンで、自分の原作が“瀬々色”に染まるのを期待していたのですが、なかでもY字路のラストシーンが大好きで!映画的なカッティングで主要登場人物が一瞬、クロスするじゃないですか。あの一瞬が各々の人生を決めてしまうさまが見事に捉えられていた。プロットが脚本へと変わっていく段階から、『このシーンは実にすばらしいなあ』と思っていましたが、完成作を観たら想像したものをはるかに超えていて、圧倒されました」

綾野「良かったです。瀬々さんの作品って、尖ってはいるんだけどもバラエティに富んでいて、全部のテイストが違うんですよね。例えば原作があれば、敬意をもってアレンジを施し、ご自分の作家性も加味させてコラボレーションしていく。瀬々さんは役者さながらに、カメレオンのごとく変容していく監督だと思います。そういえば豪士が自分の母親に、『俺を捨てるの?』って言葉を投げかけるシーンがありますが、撮影が終わったあと、ぜんぜん瀬々さんが目を合わせてくれなくて、もしかしたら良くなかったのかもと思っていたら、ちょっと時間が経ってから『あんな芝居はいままで見たことがないよ』と言ってくださった。もうベテランの域に達しているのに、そこまで真っさらな状態、つまり、過去にやってきたことを勇気を持って捨てて現場に臨んでいることが分かって感動したんです。そういう方なんですよ、瀬々さんは」

本作は、被害少女と事件直前まで一緒だった親友、贖罪に苛まされ、それぞれの不遇に共感して豪士とも心を通わす湯川紡、さらにはY字路に続く集落で村八分になり、孤立を深め壊れていく田中善次郎(佐藤浩市)など、寄る辺なき人々にスポットライトを当てている。綾野は対談中、「映画を観て僕は、紡が“楽園”という名の希望のように受け取りました」と語った。

――原作の「犯罪小説集」から『楽園』へ。大胆なタイトルの改変ですが、どのようなお考えで進められたのでしょう。

吉田「“タイトル会議”に呼ばれたんですよね」

綾野「どれくらい候補があったんでしたっけ?」

吉田「100個ぐらいアイデアがあって。でも、話し合いになる前に、瀬々さんが『“楽園”で行きたいんですけど』っておっしゃって、監督がやりたいことを一言でまとめるとすればこれしかないんだろうな、と直感的に、胸にストンと落ちたんです。僕ね、幸せって長さではなくて密度だと思っていて。小説では豪士、紡、善次郎、遺族や町の人々が引きずってきた“時間”を書こうとしたんですけど、それが映画には確かに映っていました。一瞬が永遠になること。その一瞬を“楽園”と呼ぶならば、本作は楽園にたどり着けなかった人たちの物語では決してない気がします」

綾野「いま修一さんがおっしゃったことを、同じように感じていますし、豪士にとっての“楽園”ってなんだったんだろうと考えると、新たな朝を迎える、明日が来ることだと思い、僕は豪士という役を生きていたんです。不条理にも事件で亡くなってしまった少女にはその明日が来ない…豪士は明日が来ることへの恐怖や喜びと向き合いながら、今日を噛みしめて生きていた」

吉田「なるほど。こうやって映画にしてもらったものを観て、会話をすると、執筆中には気づかなかったことにたくさん気づかせてもらえるんですね。綾野くんは『世の中には抱きしめてあげなきゃいけない人がたくさんいる』ともおっしゃっていたじゃないですか。それを聞いた時、『そうか、この短編集を書きながら、なにか気になり、見つけたいと思っていたのはそれだったのか』と発見できたんです。今日も話ができて良かった!」

綾野「こちらこそです。撮影現場でもそうでしたが、完成した映画を観て、登場人物みんなを愛おしいと思ったんです。特に、豪士と紡、善次郎のことを。哀しみと切なさがループしているような境遇で生きていて、彼らこそ抱きしめられなきゃいけないなって。同時に、この世にはリアルに、人肌で包まれ、抱きしめられるべき人たちがたくさんいるんだということを改めて痛感してほしい。とても苦しい、胸に刺さるような事件が現実でも多いなか、僕は今後、必ずや機会があればそういう人たちを抱きしめようと心に誓いましたし、この作品をご覧になって、そう感じてくださる方がひとりでも増えたらという願いを込めて、この作品を伝え届けていきたいです」

(Movie Walker・取材・文/轟 夕起夫)



引用:吉田修一×綾野剛が白熱対談! 一瞬を永遠にする『楽園』はどこにある?


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最終更新日 : 2019-08-21